超大手外資系企業からカフェオーナーへ
私が今までの人生を振り返り、今後長い人生を生きようとしている皆様に、ほんの少しでもご参考・お役に立てればと思いペンを取っています。

私が就職する時代は、日本列島改造論真只中でした。比較的就職先は多くあったように記憶していますが、家庭の事情もあり岡山にある企業に就職しました。横河電機、横河HPの代理店でした。その中でHP計測器の専任営業を体験することが出来、横河HPとのパイプも密になって連携をしながら業績を上げることが出来ました。中でもデスクトップコンピューターと計測器との自動計測におけるシステム構築(ソフトウェアーの開発等)を中心として幅広く経験することができました。しかしながら、企業風土、企業体質という部分でどうしても制約を受けるようになり、思うような動きも取れなくなって、HPに相談をしたところ、HPに来てはどうかという話を頂きその時点で転職を決めました。


岡山という地方都市での営業活動しか知らない私に取って、メーカーサイドに立った仕事に多少の不安はありましたが、会社の配慮もあって生まれ故郷でもある名古屋でのスタートを切ることができ、お陰様で順調に業績も伸ばすことが出来ました。HP社については、今思うに本当に素晴らしい会社であったと思います。外資系とあって仕組み立った仕事のあり方、海外も含め流れが明確ですごくやり易かった印象が残っています。知らない間に体で覚えていて、この会社で働けたことを大変うれしく誇りにも思えます。
ここで言えることは、岡山の企業で色々と経験・体験をさせて頂いた事、学生時代のバイト経験。まったく違う工学・商業の勉強で得た知識。また、その中で得た人との出会いから自然に”和と輪”を身に付けたことが相当役に立ったと実感しています。
47才になった時、家庭の事情もありどうしても仕事と家庭の両立を無視できなくなり、やむなく退職を決意しました。若い頃、歳を取ったら喫茶店を経営したいという思いがあり、少し早い気もしましたが、喫茶店をする事にしました。ここでも順調にとはいかず、退職して間もなく阪神淡路大震災で被災し何の勉強もできないままに人の出会いの流れで、今経営している喫茶タンポポと出会え、修業から入って自立することが出来ました。ここで非常に役に立ったと感じることは、HP社でつちかった仕組み立った仕事への考え方でした。自立してから今日まで、苦労話は伝えきれない程ありますが、それも何とかクリアし”和と輪”の精神で今も頑張っています。
ここで、これから社会に出る皆様に一言助言をさせていただくとすれば、自分が目指す将来像と会社から支えられた仕事との間には必ずギャップが生じると思います。長い人生あせる必要はなく、むしろ若い間にどんな事でも体験し身につけることの方が将来必ず自分に役立つと考えてみてはいかがでしょうか。皆様のこれからの人生を応援しています。
マスター!凄い人だったんですね〜。知りませんでした。人生って本当に面白いですね。
タンポポまたお邪魔します。天満屋勤めより
「若い間にどんなことでも体験し身につけることが役に立つ」という言葉、マスターのように人生でさまざまな経験をされた方だからこそ重みのある言葉だなと思いながら、コラム拝見させていただきました。ついつい失敗を恐れて新しい環境から逃げたり、楽なほうを選んだりと、自分の経験値を高めることができてないなと痛感しました。
若いからこそ、たくさん新しい環境に飛び込んで自分の世界を広げながら色んなことを経験して身につけていけるように頑張っていきたいです!
最後のメッセージ「自分が目指す将来像と会社から支えられた仕事との間には必ずギャップが生じる」「長い人生あせる必要はない」
とても印象に残りました
目標と実際の差、理想と現実の差。
いろいろとありますよね
しかし、その差をどう”自分自身”が考え、対処するか。
そして、対処できた時には、それが自分の成長につながると考えます。
就活としてだけでなく、人生として、考える機会となりました。
ありがとうございました!
マスター凄い人だったんですね!
そんな方が、カフェのオーナーをしてるのに少し驚いてます💦
けど、マスターがたんぽぽに出会ってなかったら
ここで出会えた皆さんとの縁もなかったので
マスターに感謝ですね^^