なにを仕事にすれば良いのでしょうか?
学生の質問
いよいよ本格的な就職活動が始まり、焦っています。どうしてなのか?自分がどんな会社にどんな業界に興味があるか分からない。なにを仕事にすればよいのか?アドバイスをお願いします。
キャリアコンサルタントの回答
このような質問や悩みを相談されることが多くあります。なかなか自分はどんな業界に興味があるのか?ましてや1つの会社に絞ってそこに働き続けるなんて、ある種酷な選択ですよね。しかし周りの友人たちがどんどん就活を進めて、中にはすでに内定をもらったなんて話を聞くと焦りますよね。実際私も学生時代、何になりたいのか?悩みました。しかし、悩んでいるばかりでは、すすまないし、ましてや、悩んで部屋に閉じこもっていては内定はもらえません。
そこで、今回は進路選択のヒントになるかもと、1つの本を紹介します。スタンフォード大学のJ.D.クルンボルツ教授が書いた、「Luck is no Accident」日本語だと「その幸運は偶然ではないんです!」です。ダイヤモンド社から出版されています。
就活、キャリアに関する代表的な書籍です。私も大好きな考え方「その幸運は偶然ではないんです」とは、宝くじは買わないと?そう、当たりませんよね。就活も行動しなければ決して内定はもらえません。エントリーシートを出して、面接を受けて、行動を起こしたからこそ内定がもらえるんです。
なにになりたいか?どの会社が自分に向いているのか?そこがはっきりしないと動けないという学生には、まずは動きなさいと助言します。合同説明会にまずは行ってみなさい。もしかしたら、行動しているときに偶然にも、こんな会社があるんだ、こんな人がいる会社なら楽しそうだな。そんなところからスタートすればいいと思います。
くよくよ悩み、考えすぎないで、多くの企業が集まる場所に行ってみる、少しでも気になったら担当者に話しかけてみる。そんなところから、もしかしたら自分の道が見てくるかもしれません。
この本の前書きにこうあります。「この本は、自分自身で運を作り出し、それを活かすためのヒントをあなたに教えてくれるはずです」。
くよくよ悩んで、考えてばかりでは先に進めません。就職したい会社がわからないなら、とりあえず、いろんな会社を訪問しましょう。先にも書きましたが、宝くじは買わないと、当たらない。就活も同じ。活動しないと内定はもらえません。どうすれば良いのかわからなければ、友だちと合同説明会に行きましょう。まずは、悩む前に、行動に移しましょう。
その幸運は偶然ではないんですよ。すべてはあなたがとった行動や決断、その上に成り立っているんです。ダメでもともと、当たればラッキー。様々な方々の幸運に出会ったプロセスがこの本にはいっぱい詰まっています。就活のヒントになると思います。
(キャリア・コンサルタント 多賀公人)
偶然は偶然ではないんですね。幸運だと思ったことも、それは自分が行動した結果という考え方素敵です。
あれこれ考えて悩んでしまうより、行動してみようかなと思いました。
岡山 女子大生さん
そうですね、宝くじは、買わないと当たらない。まずは一歩踏み出す、それから考えるでも大丈夫だと思いますよ。
興味のある業界や、自分のやりたい仕事が分からないことを一人で悩んでいるよりも、自ら行動して探していかないといけないということを改めて痛感しました。
自分自身、一人だけで悩んで停滞してしまう節があるので、一念発起して行動していかなければならないなと思いました。
私もやりたいことがわからずうじうじと考えてしまいがちなので、まずは企業説明会に参加して雰囲気だけでも感じ取ってこようと思いました。
悩むばかりで部屋にこもっている、まさに今の自分の状態だと思いました。はじめの一歩を踏み出すだけで就活へのハードルもかなり下がるはずだと思うので、この先巡り会う運のためにも行動していこうと思います。
やりたい仕事が見つからなくて焦って居ましたが、これを読んでやりたいことが見つからないのは私だけではないんだと思ったと同時に、ゆっくりとやりたいことを見つけたらいいんだなとおもいました。