皆さん、こんにちは。
今年の春から岡山県警に就職が決まっております。
山本康介です。このコラムでは、私の学生時代の経験や、就職活動の記録を報告させていただきます。
このコラムを読んで、少しでも皆さんのお力になれれば幸いです。

学生時代
私は、2024年3月に大阪産業大学 国際学部 国際学科を卒業しました。
学生時代は、体育会日本拳法部に所属しており、三回時には主務として、四回時には主将として活動していました。主将としては、部活動に勝つこと。ではなく、人間力育成・部の再生を目標に取り組んできました。人間力育成としましては、社会に出てもおかしくない人間を武道を通して学ぶこと。部の再生では、失われた伝統を取り戻し、悪しき風習を取り除くこと。部員みんなが不平不満のない部の環境を作ることを目標に取り組んできました。
ですが、部活動をやっている以上、やはり試合では勝ちたい。試合で勝つためには練習あるのみ。その思いで、部活動を行ってきました。ですが、最後の大会では、目標としていた全国大会ベスト8の壁を乗り越えることはできませんでしたが、部の雰囲気は、どの大学にも負けていない。応援の声・活気でも負けてないチーム作りができたことを私は、誇りに思っております。

就職活動(第一次)
私が、就職活動を始めたのは大学三回の時です。
私は、岡山県警を第一目標に置き、滑り止めとして岡山県内の一般企業を受けようと就職活動を行ってきました。
三回時に、公務員講座を受講、それと同時に一般企業の企業説明会を受けてきました。公務員講座では、週に3日 1日3時間の講義を受講してきました。5月に公務員講座を受講し始め、12月にはある程度の教養科目をクリアしていました。ですが、この時ぐらいから、就職活動に対しての気持ちが薄れてきました。これから大人になっていく不安や、部活動との両立が難しく、これからというときに「もういいや。」という気持ちになってしまいました。今思えば、「大人になる覚悟」を持てなかっただけなのかもしれません。
そんな気持ちで、4月に春の岡山県警の試験を受けました。岡山県警の試験では、大きく2つに分けられます。
一つ目が、体力試験。握力・上体起こし・シャトルランなど警察官になる上である程度の体力があるかを見られる試験。加えて、教養試験。数的処理や判断推理、論作文など公務員になる上での教養があるかを見られる試験。
二つ目が、面接。集団面接、個人面接と実際の警察官に受験者が警察官としての適性があるか見られる試験があります。
私は、春の試験では教養試験、一次試験で落ちてしまいました。試験前日に緊張で眠れなくなり、当日の試験では、寝不足による集中力低下が原因だと思います。
気持ち的な問題もあったのかもしれません。
教養試験では、ある程度の勉強をしてきたこともありましたが、上記にも書いた通り、集中力の低下から普段のパフォーマンスを発揮できなかったことのショックで警察官になることへの疑問が生まれてしまいました。
そんな時、知り合いの警察官から、秋の試験を受けてみないか?と連絡が来ました。
気持ち的には、「もういいや。」と思ってはいましたが、友人周りの支えもあり、もう一度リベンジしようと思いました。
秋の一次試験では、前回の反省を活かし、早寝し、最高のパフォーマンスで試験を終えました。結果は、一次試験合格。このままの勢いで、二次試験も突破してやろうと、そんな気持ちで毎日学内で面接練習を行いました。
警察の面接では、はっきり言って一般企業と全然違うものと考えてもらった方がいいです。
一般企業の場合では、「私が御社を志望した理由は〜であり、これらの理由により〜であります。」とこのように、長く理由を聞かれないようにする必要があると、学内の面接対策では言われますが、警察の面接の場合は、端的に短く、逆に理由を聞かれたほうがいいです。その答える理由でも端的に答えることがベストです。一般企業の面接のように、長々と答えていく中で、間違ったことを回答してしまったり、答えになってないことを言ってしまうと、そこをつっこまれる恐れがあるからです。警察官は、プロです。人を見る分には一瞬の隙を見逃さないので、受験生も隙を作らないよう、端的にそして、潔くわからないものは、「すみません。勉強不足です。」と答えるのがベストでしょう。
と、私はこの段階では、この答え方を知らず、長々と答え、つっこまれ、二次試験に落ちてしまいました。

就職活動(最終)
と、秋の試験で落ちてしまい、どうすることもなく
2024年3月に大学を無事卒業することができました。そこから毎日、自堕落な生活を送ってきましたが、自分を変えなければと思い、再度就職活動を始めることになりました。
この時は、警察はもういい。一般企業で営業職に就こうと考えていました。営業の仕事でも、やはり自分の興味のある分野の仕事をしたほうがいいです。
学生時代に私は、一般企業でも営業職を希望に就職活動をしていました。ただ、なんの営業をしたいかがわからないまま、いろんな営業職の試験を受けていきました。旅行会社や、不動産、ウォーターサーバーやビール会社の営業などいろいろな営業職を受けましたが、やはり自分がしたい営業職ではないことから、その企業の「モノ」について知ろうともしませんでしたし、なんとかなるだろう精神で受け、落ち続けました。やはり、自分の興味ある「モノ」では勝負できる。好きなものは何か?そう思って、私は、実家の家業が、焼酎を売りの飲食店を営んでいることから、焼酎なら私も好きだし、知識もあり、勝負できる!そう思って、鹿児島県の焼酎メーカーを受けることになりました。3社受けて、3社とも内定をいただきました。やはり、自分の好きな分野では、面接でもスラスラ答えることができますし、なにより好きなもののことを、話せることはとても楽しい。面接の場でも、緊張せず、偽りもなく、話すことができます。…と
それと同時に、春の岡山県警の試験も受けることになりました。一般企業から内定をいただいている中で、最後にもう一度受けようと思いました。面接の場まで行けば、今回の自分なら絶対合格できると確信があったからです。
春の岡山県警の試験を受けようと思ったその日から、毎日教養試験の勉強を行い、一次試験は合格。
二次試験を受けるまでの間、いろんな人からのサポートもあり、面接練習を行い、二次試験も合格し、春から警察官になることになりました。
最後に
今回、このコラムを読んでも、皆さんの参考にはならないと思います。私より、酷い人はなかなかいないと思います。ただ、私でもやりきれたんだ。皆さんでもできるはずです。周りの友人たちが内定を貰っている中、自分にはないと焦って適当に決めてはなりません。まだまだ時間はあります。
ゆっくり、自分のしたいことを中心にゆっくり考えて決めればいいと思います。
どうせ働くなら、やりたいことやろうや。
これで、私の就職活動の報告を終えます。
Q. よかったら10年後の夢を教えてください。
A. こち亀の両さんのような警察官になる!

私も、「強み」「興味のあること」など人生においてのプラスの動機づけを就職活動の軸にしたいです!
警察官とても憧れます。頑張ってください!
諦めることなく、前向きな気持ちで就職活動に挑み続けたいです。山本さんのコラムがとても励みになりました。多様な就職活動のご経験を共有いただき誠にありがとうございます。