ナカシマプロペラ人事部で採用、教育研修、学校の教育支援などを担当している藤田誓子です。数回の転職を経て現在の仕事に就いています。そんな私の話に就活生の皆さんのお役に立つものが一つでもあれば幸いです。
就活生の皆さんには、人生を楽しく幸せに過ごすために、①自分の興味や好奇心を大切に ②自分で考えて行動する ③チャンスを逃さず挑戦する ④出会いを大切に ⑤周囲の人に感謝 これらのことをお勧めします。
そして、私から就活について何か言えるとすれば、まずは少しでも早い時期、段階からスタートし、どうせやるなら一生懸命やってみようということです。一生懸命やれば望む結果がついてきます!とは残念ながら言えませんが、可能性は高くなるでしょう。結局のところ、入ってやってみないとわからないのが職場であり仕事でしょうが、アーリースタートで多くの情報を集め、少しでも確度は高めたいですよね。早く動いた人だけに特典が用意されている企業もあります。生きた情報を得るためには自分で考えて行動してください。オンライン、対面問わず、面会や体験の機会をつくり、可能なら足を運んで直接自分の目で見る、会社の人とお会いして話すなどしてみてください。わが社も「意外な部分が多かった」という言葉を訪問してくれた学生の方からいただくことがあります。
私の場合は、大学で英語を専攻、接客業に憧れていた、そんな理由で、語学学校や旅行代理店など「英語に触れられて接客もできるサービス業」を志望。また、文章を考えて発信することも好きで、編集系やマスコミも志望していました。最終的には、希望の一部分だけが叶う形でウェディングドレスの接客営業をする仕事に決まりました。

こうして振り返ると、「やってみたいな」「かっこいいな」という気持ちのプライオリティが高い就活でした。最初の職場は、土日は出勤、休日数自体も少なく、売上目標数値も厳しかったです。とはいえ接客業はやはり楽しく、目標数値を達成する、お客様から信頼されていると感じたり、直接お礼の言葉をいただいたり、新たなお客様を紹介してくださったり。そういったことが継続のモチベーションになってがんばれました。ウェディングファッションショーへ出張し、翌日はバイヤーコレクションでドレスを選ぶ。そんな非日常的体験ができる点も魅力でした。色、素材、花、また冠婚葬祭のマナーにも関心を持つようにより、一生懸命勉強しました。もちろん小さなミスもあれば、今でも「どうしてあんなミスをしたのか」と反省の気持ちが蘇るような出来事もありました。そんなときは、職場の「保健室」的な場所へ行っては慰めてもらっていました。いつも先輩や同僚が温かく励ましてくれたおかげで「またがんばろう」と。今更ながら本当に感謝です。
そんな最初の職場を退職した後ですが、PCスキルの勉強に通ったのをきっかけに、教える「プロ」の側になりたいと思い自己投資。マイクロソフトのオフィシャルトレーナーの資格を取得して、インストラクターの仕事にも就くことができました。私に言わせるとこの仕事も「接客業」でした。
その後、縁あって別の会社から声がかかり転職。15年働いたこの会社で当初求められたのは社内のIT化フォローでした。具体的には、総務部所属で、PC導入後の社員研修実施やサポートをする、というものでした。そんな仕事の傍ら、徐々に労務管理や給与計算など、仕事の幅も広がっていきました。そして、会社が新卒定期採用を開始したのをきっかけに、人事として採用や教育研修も担当することに。これが今につながっています。そして、この職場にいる時期に結婚、出産、復帰後の育児短時間勤務、複数の資格取得、管理職昇進など非常に多くの貴重な経験をしました。大変だったことも多かったですが、ありがたいことに家族を始め多くの人に助けられてやってこられました。

仕事に役立てるために複数の資格を取得してきた中で「人事の資格」を探して出会ったのが「キャリアデベロップメントアドバイザー(CDA)」です。試験では幅広い知識を求められ、カウンセリングの実技も必要なこの資格を取得したことは大きな自信になりましたし、現在は国家資格キャリアコンサルタントとしての登録も行い、更新講習受講により、ブラッシュアップも行っています。資格取得のための勉強過程で出会ったいわゆるクラスメイト複数と交流が続いており、大事な仲間、友人たちです。
その後、一社を経て現在の会社へ転職。よく学生の方に「決め手」を尋ねられますが、「従業員を大切にする姿勢」と回答しています。実際働いて、魅力に感じる点はいろいろありますが、その中の一つは「人」です。会社という組織は、大なり小なりチームの一員として仲間と協力することが求められます。当社の多くの社員は、仕事に対しては真面目でストイック、人には親切で、何かを尋ねると非常に丁寧に対応し、困りごとも気持ちよく助けてくれます。休みをしっかりとって好きなことも思い切り楽しんでいる人が多いです。「学び続ける」習慣も持っている人が多く、風土として根付いているとも感じます。整った制度のおかげだろうと思います。私はこの環境で仕事ができることを幸せに感じています。また、海外にも拠点のある会社なので、最初の就活で叶わなかった「英語に触れられる仕事」に携わる機会を得ることもできました。そんな私が、久しぶりに使う英語をブラッシュアップする仕組みも整っていたのは非常にありがたかったです。
会社を選ぶ際、待遇や福利厚生はよいに越したことはないでしょう。ただ、それは仕事の時間を楽しめるかどうかとは別の問題です。そして、楽しむためには努力も必要。仕事では、好きでもなく興味もなかったことや、むしろ苦手意識をもっていたことでもやらなくてはいけなくなることがあります。ただ、そこで得た知識や経験にのちのち助けられたり気づけば得意分野になっていたり、なんていうことも多いものです。私の場合は、4年半ほど担当した給与計算業務がそうでした。好きではなかったですが、がんばってよかったと思うことは後から何度もありました。何が言いたいかというと、食べず嫌いでなく「(大変そうだけど)やってみる」ことから得られることは案外多いよ、ということです。そう、食べてみて初めて、「美味しくない」とか「意外といける」などとわかるのです。挑戦しなければ「0」、失敗しても「失敗という経験」を得られます。

長くなりました。ちょっと欲張って、お伝えしたい5つのことを私の経験を交えてご説明しました。皆さんぜひ仕事を楽しめる自分になりましょう。そして仕事を通じてさまざまな出会いをし、たくさんの幸せを見つけてくださいね!
私には、何事も挑戦ということがとても響きました。そして、挑戦から得られる学びや出会いは一生の財産になるということを知りました。このコラムを通して、失敗を恐れずに何事にも積極的に挑戦をしようと思いました。また、挑戦で得られたご縁には感謝し謙虚な気持ちで前進し続けます。
コラムを読んでコメントをくださりありがとうございます。今私の勤めるナカシマプロペラの社員は「失敗を恐れず挑戦しよう」という思いを共通して持っています。学生の方々にも、ぜひご自身の可能性を信じて挑戦し続けていただきたいです。夢に向かってがんばってください!
素敵なコラム全て読ませていただきました。私は、就活はまだですが、将来の目標は定まっています。そのため、やりたくないことや好きでないことはできるだけ避けて通っていました。しかし、その中でもいくつかは挑戦をしてみるともっと人生の幅が広がるのだろうなということを再認識することができました。これからも夢に向かって頑張ります!
コラムを読んでコメントをくださりありがとうございます。将来の目標が定まっていらっしゃるということなので、そこへ向かって進んで行くのみですね!やりたくないことや好きでないことも避けられないときには、とにかく精一杯やってみたら、「意外とやれる」「こんなやり方ならやれる」と何か気づきがあるかもしれません。それをやったことで関わった方とよいご縁ができるかもしれません。がんばりましょう。
たとえ、自分の願いが全て叶わなくて、妥協して選んだとしても、将来が暗いわけではないということがよくわかりました。これからの就活頑張ります!
コラムを読んでコメントをくださりありがとうございます。妥協というのかわかりませんが、環境や状況を受け入れてやってみることで、また別の目標が生まれて進んでこられたような気はしています。就活も精一杯やるとご自身の成長につながることもあると思います。がんばってください!