「初志貫徹せず」
岡山県の県北を中心に活動している弁護士の大山知康です。
一般企業の就職活動は、既に司法試験の勉強を始めていたので、記念受験的に何社か受けたような記憶があるくらいです。就職活動がうまくいかなくても、充実した毎日を送っていますので就職活動中の学生さんの皆さんも思い詰めることなく楽しみながら就職活動をしてください。
高校時代は理系のクラスでしたが特に具体的な目標はなく、東京に行きたいなというくらいの軽い気持ちで東京の大学の文系の学部に進学しました。
就職を考え始める時期に、東京でも仕事をしたいけどいずれは岡山に戻りたい、自由ながらも社会に貢献できる仕事をしたいなどの気持ちと、たまたま履修していた民法の授業が楽しく法律が自分に合っていることを発見できていたので、法学部ではなかったのですが弁護士を目指すことにしました。
少し苦労しましたが何とか弁護士になることができ、まだ弁護士が増え始めたくらいの時期だったので弁護士としての就職活動はあまり苦労することなく、東京の企業法務を中心とする事務所に就職をしました。2年ほど働いて地域に根ざした弁護士になりたいと考え弁護士が1人しかいない新見で弁護士をすることを決意して岡山に戻りました。企業相手の弁護士業務と市民相手の弁護士業務ではかなり業務内容も働き方も異なるので同じ弁護士とはいえ転職といって良いほどの変化を経験できました。
岡山に戻ってからは、NPOの寄付集めなどを支援する公益財団法人みんなでつくる財団おかやまの代表理事を昨年まで4年間させていただき弁護士以外の仕事も経験できました。
最近は被災者支援に力を入れて活動したり、山陽新聞デジタルコラムに連載を持たせてもらい社会問題への意見表明や法律情報の発信をしたりしています。
このように初志を貫徹していない職歴ですが、何とかなるものなので、学生の皆さんには18歳の自分が決めた進路にとらわれる必要はなく、大きな視点も持ってもらいたいです。今もし私が学生で就職活動をするなら、日常生活で接する有名企業だけではなく、地元の岡山で実は社会を支えているような企業にもアプローチしていくと思います。
これをお読みの学生の皆さんといつか岡山を良くするために一緒に仕事ができることを願っています。
頑張って下さい!!
理系のクラスなのに大学は文系の学部に進学
法学部ではなかったのに弁護士を目指す
最初のお話から、とても驚きました
「初志貫徹せず」というタイトルですが、初めに心に決めた志を最後まで貫き通さずとも、その時折で自分の興味のある分野に飛び込んでみるのはおもしろいですよね
私も、挑戦する心を忘れず、興味のあることは色々と取り組んでいきたいと思いました!
お話、ありがとうございました!
【初志貫徹せず】というタイトルに惹かれて、拝読しました。
高校や大学の進学、就活など、自分の進路を決める時がありますが、そこで決めたことに囚われすぎる必要はないとわかりました。過去の自分が決めたことを上回るほどの、大きな視点も持つことが大切だとわかりました。
私もこれから就活を行うにあたってこの考えを胸に留めておきたいです。「初志貫徹せず」、今の自分が一番したいこと、興味のあることを大切に、新たな世界へ進むことを恐れないようにして、就活を頑張ります!
柔軟な生き方にとても惹かれました。私はとても狭い世界をみていることを改めて感じました。アドバイスの通り持って視野を広げて物事を考えてみたいなと思います。
Thankyou for your column! I felt like you expressed that even if your future is different to how you expect when you were younger, it doesn’t mean you won’t be successful. I think that because life is so long, you’re bound to do things differently to how you first planned it out. I think your story is a really good example of that; I feel very encouraged to not be close-minded like you said and to just keep working hard not matter what.