就活TVをご覧の皆様、こんにちは。
ナカシマプロペラ株式会社 エンジニアリング本部の阿部 千賀子(あべ ちかこ)と申します。
2023年に岡山大学文学部を卒業し、現在ナカシマプロペラ株式会社入社1年目です。
今は設計の勉強をしながら、広報担当として会社のブランディングに携っています。
さて今回は、私の学生時代の就職活動のことをお話しさせていただきます。皆様のキャリア選択の一助となれましたら幸いです。
私は大学3年の春に初めて合同説明会に参加して、就職活動の第一歩を踏み出しました。当初は、良く名前を聞くお店、ネームバリューがある大企業「文系学部卒の就職率が高い」とよく耳にする業界の説明会やインターンにばかり何となく参加しては、ピンとこないなあ…と悩む日々が続きました。
そこで、秋ごろに思い切って業界を広げることにしました。一般に知名度が高いBtoCだけでなく、BtoBやBtoGの企業も見てみたり、文系卒も募集対象に入っている製造・設計系の会社のことを調べたりしました。そして海や船に関わる業界を見始めたのが、ちょうどその時です。地元が海に近く造船や海運が盛んであり、家族にも海運業に携わる者がおり、小さいころからうっすらと親しみがあった業界です。この流れでナカシマプロペラの対面インターンシップに参加してみたところ、考え抜かれた設計と高度な製造技術の賜物として工場で光り輝く舶用プロペラに一目惚れ。船に取り付けて船全体の省エネ効果を高める付加物の開発をしているということも知り「ただのプロペラ屋さんではない」とわかった点も、かなり刺さりました。そこからは、造船会社や舶用メーカーの業界研究を開始。最終的に、第一志望のナカシマプロペラに内定をいただくことができました。
こうして改めて自分の就活を振り返ってみると、「先入観を持たず、色んな業界を見てみること」が大事だったなと思います。私の場合、「文系だからメーカーはちょっと…」と自分の行き先を狭めてしまわずに思い切って一歩を踏み出してみた結果、心惹かれる会社に出会うことができました。
ただ、いざ視野を広げてみると、「何となく自分には合わないかも…?」という業界にも出会うかもしれません。しかしそういうときこそ自己分析を進める大チャンスだ、と私は思います。「どうして合わないかもと思ったのか?」という観点で考えてみると、じゃあ逆に、こういう仕事なら興味を持てるかも…?など、新たな仮説を立てて次の行動を起こしやすくなるのではないでしょうか。
また私のように、これまで大学でほとんど勉強してこなかった分野に突如として興味を持つこともあると思います。(私は学生時代、船舶とは完全に無縁の芸術学と哲学思想の研究をしていました!)
そうなったとしても、チャレンジしてみることに全く問題はないと私は思います。
そもそも、「入社前からその会社で求められる知識を完璧に掌握していて、バリバリ仕事ができます!」という人は、残念ながらおそらくほぼいないでしょう。さらに、どんな会社にも独自の技術や顧客との関係性、企業風土があります。
もし仮に、その分野のことを学校で事前に学んでいたとしても、ひとたび入社すれば誰でもそれらを一から身に着けていくことになると思います。だからこそ、まずはなんでも吸収してその会社で経験や能力を培いたい!という「意欲、積極性、好奇心」を会社にアピールできれば良いのではないかと思います。
ナカシマプロペラには、とても大切にされている企業文化があります。それが、「まずはとにかくやってみる」ということ。私が現在所属している「イノベーション室」という設計部署も、その名が示す通り新規事業や新たなビジネスにこれまで会社が培ってきた技術を活かして挑戦しています。このマインドは、就活においても大事にしてほしい考え方だと私は思っています。まずはとにかく色々見てみる。まずはとにかく企業の人に会って話を聞いてみる。好奇心を持つことで、見える世界がガラッと変わります。広がります。ワクワクする出会いは、意外にも自分の視界の外で、あなたを待っているかもしれません。
以上、私自身の体験と、大事だと思う考え方をお話してきました。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました!
皆さんの就職活動が、充実したものになることを願っています。
I thought that the way you self analysed yourself about why you felt weird about the job was really interesting; sometimes you feel weird about something and you don’t understand yourself so knowing to stop and question that unreasonable feeling is really impressive. Because of that ability you were able to find a job that you like that you wouldn’t have applied for before. Like you say, being curious and expanding your horizons is really important, especially in job-hunting.
私も文学部に所属しているため、とても参考になるお話でした。確かに私自身就職するなら文系らしい企業とか名前が知られているところかなと漠然と考えていて、自分で可能性を狭めていたことに気づきました。また就職先で大学で学んだこととは全く別の専門知識が必要な企業でも、これから学んでいけばいいんだというチャレンジ精神が素晴らしいです。私も大学での専攻に関係なく、広い視野で企業を見ていけたらと思いました。
コラム拝見しました。私はこれから就活をはじめる大学2年生です。就活前に「先入観持たず、色んな業界をみてみること」を知れて良かったです。私自身、興味のある業界やりたい仕事ばかり見ていたので限定的だったなと気付かされました。まだ2回生なので、いろいろな業界をみて聞いて経験してから、決めていこうと思いました。
私は文系の学部で理系の方が活躍されるような企業は苦手意識があったのですが、阿部さんのコラムを読み、興味がある分野や苦手な分野問わずに色んな業種を知ろうとすることで視野が広がると学びました。自己分析のためにも色んな業種を知っていこうと思います。とても勉強になりました。
最初から分野を狭めすぎないこと、先入観を持ちすぎないこと、誰もが入社してから身につけ慣れていくので学部学科に囚われないことの3つがこのコラムを読んでみて就職活動の中で大切だなと感じました。
コラムを拝見しました。
私は「文系だから」という先入観があり就職活動も文系ばかり選んでいましたが、文系も理系も関係ない様々な分野を見ることができることを学べました。「文系」というよりも、自分の好奇心や「とりあえず挑戦してみる」という心が大切だということが分かりました。
とても勉強になりました。