3月31日配信!「就活リアルボイス!」のゲストに出演してくださった北川亮弘社長(株式会社まつもとコーポレーション6代目代表取締役)との対談の様子を記事にしました。
会社の再建を担い進んで来られた経験は、就活生にとってとても貴重なお話です!
以下がインタビュー記事です。
▪️創業111年の建設会社を率いる6代目社長
堀:北川社長、本日はよろしくお願いします!まずはこれまでのご経歴についてお聞かせください。
北川:よろしくお願いします。私は現在、岡山で建築事業を行う株式会社まつもとコーポレーションの代表取締役をしております。当社は1915年、大正4年に創業した会社で、今年で創立111年を迎えました。
堀:111年…すごい歴史ですね!社長になられた経緯はどのようなものだったのでしょうか?
北川:当社は23年前に民事再生を経験しました。当時は売上が250億円ほどありましたが、再生後は30億円前後まで縮小しました。その後、創業100年を機に一族経営から体制を変え、現在のオーナーであるみどり合同税理士法人グループが事業を引き継ぎました。私はその要請を受けて、6代目社長として就任しました。
堀:ということは、まつもとコーポレーションで初めての「一族ではない社長」なんですね。
北川:そうですね。そういう意味では新しい形の経営になりました。
▪️会社の再建と若い組織づくり
堀:社長になられてから、会社にはどのような変化がありましたか?
北川:私が就任した当時は売上が30億円前後でしたが、現在は80億〜90億円ほどまで伸びています。利益も出るようになり、利益額は当時の10倍以上になりました。また従業員は60名ほどでしたが、現在は100名を超えています。
堀:すごい成長ですね…!
北川:さらに特徴としては、社員の年齢層が若くなったことです。40歳以下が約半数で、20代が35%ほどいます。会社として新しい世代が活躍できる環境になってきています。
堀:社長ご自身は東京にご家族がいらっしゃると伺いましたが、岡山で単身赴任されているんですよね。
北川:そうですね。もう11年間、岡山で仕事をしています。今年で70歳になりますが、これまで50年近く建設業界にお世話になってきたので、その恩返しをしたいという思いで引き受けました。
堀:業界への恩返しという思いがあったんですね。
▪️会社は「社会のため」に存在する
堀:社長として、今後の会社の展望はどのように考えていますか?
北川:まつもとコーポレーションは岡山で最も古い建築専門の会社です。その歴史を大切にしながら、会社をさらに発展させていきたいと思っています。ただ、売上や利益の数字だけが目標ではありません。
堀:というと?
北川:社員が夢と希望を持てる会社にすること。そして地域の皆様やお客様から喜ばれる会社であることです。
堀:会社の規模だけではなく、働く人や地域を大切にするということですね。
北川:そうです。会社は何のために存在するのかというと、社会に貢献するためです。会社は一族の利益のためだけにあるものではなく、社会や地域のためにあるものだと私は考えています。
堀:とても印象的なお話ですね。
北川:人間の命は有限ですが、会社という組織は世代を超えて続いていく存在です。私たちはその組織の一部として、次の世代へ引き継いでいく役割を担っていると思っています。
▪️就活は「比較すること」が大切
堀:ここからは就活生へのアドバイスをお願いします。就職活動ではどんなことを意識するとよいでしょうか?
北川:学生の皆さんは社会人として働いた経験がないので、会社の良し悪しを判断する基準がまだありません。だからこそ、複数の企業を訪問して比較することが大切です。
堀:確かに、比較しないと基準がわからないですね。
北川:有名な会社だから良い会社とは限りません。実際に会社を訪問して、雰囲気を見ることが大事です。もし会社の中を見学させてくれる企業であれば、比較的良い会社である可能性が高いと思います。
堀:なるほど、現場を見ることが重要なんですね。
北川:もう一つ重要なのは、その会社のデジタル化がどれだけ進んでいるかです。
堀:デジタル化ですか?
北川:はい。デジタル化が進んでいない会社は、紙や経験だけに頼っている可能性が高いです。また若い社員が少ない場合もあります。これからの時代は、デジタルを活用できる会社でないと成長が難しいでしょう。
▪️生成AIは「使いこなす力」が重要
堀:最近は生成AIの活用も話題になっていますよね。
北川:そうですね。良い会社は生成AIを活用しようとしています。ただし、そのまま使うのではなく参考として使うことが重要です。
堀:面接でもAIを使った文章は分かるものですか?
北川:分かります。文章はきれいにまとまっているのですが、感情が入っていないんです。読めば「これはAIだな」と感じます。
堀:なるほど…!
北川:大切なのは、自分の言葉で書くことです。AIはあくまで参考にして、自分の考えを言語化することが必要です。
堀:その言語化の力は、どうすれば身につきますか?
北川:本を読むことですね。本には良い言葉や表現がたくさんあります。それを学びながら、自分で文章を書く練習をすることが大切です。
堀:読書が言語化の力につながるんですね。
北川:はい。努力なしに力は身につきません。苦労してこそ、本当に自分の力になります。
▪️就活生へのメッセージ
堀:最後に、就活生へ一言メッセージをお願いします!
北川:自分の人生です。自分で決断し、その決断に責任を持つことです。
堀:ありがとうございました!
