6月30日配信!「就活リアルボイス!」のゲストに出演してくださった小林靖典社長(株式会社せとのわ代表取締役)との対談の様子を記事にしました。
小林社長の経歴や考え方、就活生に対するアドバイスなど、さまざまなお話を伺いました。
以下がインタビュー記事です。
■ 地銀勤務から起業へ。「地域のために」を形に
堀:さっそくですが、小林さんは今、社長としてご活躍されていますが、その前はどのようなお仕事をされていたんですか?
小林:はい。今もなんですが、実は中国銀行の銀行員なんです。

堀:えっ、現在も銀行員をされてるんですね!
小林:そうなんです。中国銀行では今、グループ会社をいくつか立ち上げていて、それぞれが地域のお客様のニーズに応えられるような形で事業を展開しています。その一環として、地域の事業者さんの売上支援を目的に2020年に「株式会社せとのわ」を立ち上げました。

堀:なるほど。つまり、銀行グループの一社として「株式会社せとのわ」があるということなんですね。
小林:はい、そうです。
■ 「社長になる」と決めたわけじゃなかった
堀:では、どうしてその会社の社長に就任されたんでしょうか?
小林:実は、最初から「社長になろう」と思っていたわけではないんです。地域のためになるような会社を作りたいという企画を考えていて、その延長で「じゃあ、お前がやれ」と(笑)。結果的に、企画を主導していた自分が社長に就任する流れになりました。
堀:なるほど、社長になりたいというよりは、やりたいことの延長線上に「社長」という立場があったと。

小林:まさにそうですね。
堀:それからずっと社長をされてるんですね?
小林:そうですね。もうすぐ5年になります。
■ 経営者の責任とやりがいは「やってみてわかった」
堀:社長になるという決断は、小林さんにとってどのくらい大きなものでしたか?
小林:うーん、決断というより「流れで腹をくくった」という感じでしょうか。正直、やってみて初めて責任やプレッシャーの大きさ、それ以上にやりがいも感じましたね。

社員と同じように、地域のために動くひとりのプレイヤーという認識でいます。たまたま代表という肩書きがついているだけです。
堀:社長になられてから、徐々に実感を感じられたんですね。
■ 就活の軸は「やりたいこと」より「経験して気づくこと」
堀:では、そんな小林さんから、就活生へのアドバイスをいただけますか?
小林:そうですね…。私自身、30年以上前に銀行に就職しましたが、就活当初から「社長になりたい」なんて考えていたわけではありません。ただ、「自分は何をやりたいのか」を考えて、いろんな企業を見たり、いろんな人の話を聞いたりしていました。
堀:最初から銀行に絞っていたわけではないんですね。
小林:はい。結果的に、銀行という業種は多様なお客様と関わることができて、幅広い経験ができそうだと思い選びました。やってみて「面白いな」と感じたんです。
■ 自分の幅を広げるために、「人と話すこと」
堀:就活に取り組む学生に向けて、どのような姿勢を大事にしてほしいですか?
小林:やりたいことが明確な人は、その道を目指せばいいと思います。でも、そうじゃない人は焦らず、いろんな人と話すことを大切にしてほしい。自分の知らない世界の話を聞いて、視野が広がることもあると思います。

今は「多様性の時代」とも言われますし、色んな価値観や考え方に触れて、自分が何をしたいのか、どんな形で社会に貢献したいのかを探していくといいと思います。
■ 最後に、就活生へメッセージ
堀:では最後に、就活生の皆さんへ一言お願いします。
小林:就活って、大きな決断ですよね。でも、最初から「答えありき」でいる必要はないと思います。経験を重ねながら少しずつ考えをまとめていく中で、自分の軸が見えてくるものです。
ぜひ、いろんな人と話して、活動の幅を広げ、自分の幅を広げてください。就活はそのための絶好の機会だと思います。応援しています!
堀:本日は貴重なお話、ありがとうございました!
小林:ありがとうございました!
