7月30日配信!「就活リアルボイス!」のゲストに出演してくださった黒田秀徳社長(orab record)との対談の様子を記事にしました。
黒田社長のバブル時代の就活の経験や、夢を追い続ける苦労についてもお話しいただきました。
以下がインタビュー記事です。
■ 就活は「しないでもよかった」時代?
堀: まずはご経歴を簡単に教えていただけますか?
黒田: はい。大学では教育学部にいました。でも教授からの紹介で、製薬会社やJAなどから「人材がほしい」と声がかかり、教員にはならず企業に就職しました。当時はバブル期で、企業側が積極的に人を求めていたんです。だから、あまり“就活”らしいことはしていませんでした。
堀: まさに“引く手あまた”の時代だったんですね!
黒田: そうですね。ただ、大学時代からずっと音楽にのめり込んでいて、レコード店やライブハウス、レンタルビデオ店でアルバイトしてました。勉強よりもそっちが中心でしたね。

■ 音楽への想いと、会社員とのギャップ
堀: 一度は企業に就職されたとのことですが、音楽の道に進もうと思われたきっかけは?
黒田: 一応“腰掛け”のつもりで企業に入りましたが、すぐに辞めてしまいました。性格的に会社員は難しかったんです。親には猛反対されましたが、それでも音楽の道を選びました。
堀: なるほど、音楽はやっぱり黒田さんにとって軸だったんですね。
黒田: そうですね。その後レコードショップで働くことになって、そこから今に至るまでずっと続いています。
堀: レコードショップを開くというのは、突然の決断ではなく、ずっと思い描いていたことなんですね?
黒田: そうです。昔から「いつかやりたい」と思っていたことを、流れの中で形にしたという感じですね。

■ 安定よりも、“好き”を選ぶという覚悟
堀: 音楽の道は不安定だと思いますが、続けてこられた理由は何でしょうか?
黒田: やっぱり「好きだから」ですね。ただ、もちろん経済的には厳しいです。安定した生活を求めるなら企業にいた方がよかった。でも、僕はそうじゃなかった。
堀: リスクはあるけれど、自分のやりたいことを選んだんですね。
黒田: そうです。自分の気持ちに正直になっただけです。結果的にはダメなことも多かったですが、それでも今もこうして音楽に関わって生きています。

■ 次世代に音楽の魅力を伝えたい
堀: 今後の展望などはありますか?
黒田: 岡山は実はレコードショップも多くて、音楽ファンも多い土地なんです。だからこそ、これからは自分の経験を次の世代に伝えていきたいですね。
堀: まさに“音楽のバトン”を渡していく役割ですね。
黒田: そうなれたら嬉しいです。

■ 就活生に伝えたいこと──「自分を知る」
堀: 最後に、今の就活生に向けてメッセージをいただけますか?
黒田: そうですね。就活って、失敗できないって思われがちだけど、若ければ何度でもやり直せます。だからこそ、まずは「自分を知ること」が大事です。
堀: 自分が何をしたいのか、どんな人生を歩みたいのか。
黒田: はい。ちゃんと向き合って、自分で決めて、やってみる。ダメならまた考えればいい。自分が「好き」と思えることに正直に生きるのも、一つの選択肢だと思いますよ。
堀: とても力強い言葉です。ありがとうございます!

■ 最後に、就活生にメッセージ
堀: では最後に、何かリスナーにおすすめがあれば教えてください!
黒田: そうですね。就活や勉強に疲れたら、orab recordに音楽を聴きに来てください。きっとリフレッシュになると思います。
堀: 音楽で気持ちを切り替える。大切な時間ですね。本日はありがとうございました!
黒田: ありがとうございました。
