私は、株式会社まつもとコーポレーションの管理本部で主に、経理業務をしております、 河内良太と申します。前職は金融機関で3年間勤務し、2021 年 3 月に転職しました。
まず初めに私の遍歴についてお話します。私は大学で経済学を専攻していたため、漠然と お金の動きなどを知りたいという思いで、銀行などの金融業を中心に就職活動をしていま した。しかし入社して最初の一か月目で金融業は思っていたのとは何か違うという違和感 を覚えるようになりました。ですが、石の上にも三年という言葉があるように何事も最初か ら思ったことができると思っていなかったので、一通りの業務はまず経験しようと思いま した。預金・融資・営業など一通りの業務に三年間携わってきましたが、昨今の金融業界を 取り巻く環境や、今後の AI 技術の発達などを鑑みたときに、私自身今の会社でこのままず っといていいものだろうかと思うようになりました。そんな折に、ある方の紹介でまつもと コーポレーションのことを知り、北川社長にお会いする機会をいただきました。社長とお話 しし、若い世代に対する熱意や、会社にどんどん新しい人材・技術・システムを取り入れて いく姿勢に深く感銘を受けました。この出会いをきっかけに私はまつもとコーポレーショ ンへの転職を決めました。
金融業で働いていた傍ら、毎日私が思っていたことは「経理・財務を知りたい」というこ とでした。私の実家は美容室で両親が自営業をしています。実は、美容師になることを高校 の時に考えていましたが、父親に大学を卒業してサラリーマンになったほうがいいと反対 されました。振り返れば生半可な決断をせず、大学に進学させてもらえたことに感謝してい ます。話を戻しますが、元々私の大好きな父方の祖父が今の美容室の経理をしていました。 しかし、12 年前に他界してからは母親が日中の業務とは別に夜遅く経理業務をするように なりました。その姿を見ていた私は、社会人になってから自分も経理ができるようになれば、 両親に何かあった時に対応出来るようになるだろうかと考えるようになりました。そんな 時に経理業務を学べる環境に出会えたのは幸運でした。今は、望んでいた経理業務を勉強し ながら実務に取り組むことができる環境に身を置くことができて感無量です。
私の新卒採用での就職活動は、大学 3 年の 2 月からでした。その年の企業の採用活動は 3 月に説明会、6 月に面接が開始でした。大学は下関でしたが、地元の岡山で就職したいと思 っていたので、岡山の金融業に絞って会社説明会に参加していました。そのため、ほかの学 生よりも就職活動は遅めだったと記憶しております。内定をいただいたのが 6 月 8 日でし
たので実質3か月の就職活動でした。流れとしては、2 月の間は企業研究とエントリーシー トの作成に集中し、3 月に金融業と民間の企業説明会に数社参加しました。4 月、5 月と会 社の面談や座談会を経て 6 月に面接開始、8 日に内定をもらえた会社が第一志望だったため 入社を決めました。
私が就職活動をする上で意識していたことは、企業の採用担当者と親しみを深めること、 積極性、ユーモアを出すことでした。そして、最も重要なことはもちろん第一印象で、表情 などの明るさはもちろんのこと、清潔感のある身だしなみに特に気を付けました。特に、こ れからはマスクをしたままを面接することが多くなると思いますので、髪型、特に眉毛が見 える髪型を意識するといいと思います。個人の意見ですが、目は口ほどにものを言いますが、 眉毛も目そして感情とリンクしています。眉毛が動くと表情全体が動くのでリアクション を表現するのに有効で、オススメです。目線はある程度コントロールできるからこそ、目を 見開いたりしたときの眉毛の可動域が相手にとって感情を読み取る重要な部分になります。
私が就職活動する上で一番苦労したことは自己分析です。漠然と金融業を選んだことも それにあたりますが、その時は自分が本当は何をしたいのか、どうなりたいのかも曖昧で、 結果としてお金の動きを知ることができる金融業で就職できたらという思いで就職活動を してしまいました。お金の動きが分かれば社会で強く生きて行けると思っていたからです。 それゆえに、入社してから思っていた業務ではなかったというギャップを感じてしまった のです。自分の長所や短所もよく理解せずとても行き当たりばったりの多い就職活動だっ たと反省しています。
私の経験を踏まえて学生に伝えたいことは、就職活動は肩の力を抜いてほしいというこ とです。就職活動で一生が決まるわけではありません。就職活動を頑張って第一志望の会社 に入ることで人生が決まると思う学生は多いと思います。私がそうでした。やりたいこと、 目指したいものができれば改めて会社を選びなおすことがしやすい時代になりました。思 いつめることなく、自分の直感で入りたい会社をまず受けるといいと思います。そして、も しその会社に入ることができなくても落ち込む必要はありません。会社も長く活躍できる 人材を採用したいので、その会社は自分に合わなかった、逆に入社できていたとしても順応 できず大変な目になっただろうという風に割り切り、内定が貰えれば万々歳という心持で いるといいと思います。また、入ってから気づくこともあります。その時にもう一度自分と 向き合ってやり直してみることも自由です。私は最初に入った会社で、多くの貴重な体験を しました。途中でやりたいことに向き直って転職しましたが、自分で入りたいと思って入っ た会社なので遠回りをしたかもしれませんが後悔はありません。自分の人生なので後悔の ない決断をしてほしいです。皆様の就職活動を応援しています。
私も現在自己分析に悩んでいます。自分が今後何をしたいか、どんなことを実現したいかなどうまく自分の正解が出せません。河内さんのお言葉を参考に一度力を抜いて考えをシンプルにしてたくさんの先輩方の意見を参考に視野を変えていきたいと思います。
「就職活動は肩の力を抜いてほしい」という言葉、今の私に響きました。これまで何度か面接を受けて、お祈りメールが来る度に心がすり減っていくような感覚を覚えていました。また、自分が何を目指しているのか、どこでならきちんと働けるのかと色々考え悩む日々が続いていました。そんな時にふと思ったのが、就活を日常にしようということです。河内さんがおっしゃっているように、就活をしないとと考えすぎると、どんどん辛くなっていいます。だからこそ、少し力を抜いて、特別なことではなく、将来を考える時間を日常の中に落とし込めたらいいのかと改めて実感しました。
少し終わりの見えない就職活動ではありますが、今の自分にとっての最適探しの旅を、もう少し気楽にがんばります!
就職活動で一生が決まるわけではないという言葉にハッとしました。確かに後から会社を選び直すこともできますし、希望通りにならなくても良い経験になったと割り切って次頑張れば良いだけです。自分が第一希望にこだわりすぎていたことに気づくことができました。
Mtさん コメントありがとうございます。感銘を受けていただいて嬉しく思います。就職活動はその後いかがでしょうか?内定を頂いていたなら、おめでとうございます。就活は1年ほどの期間ですが、この先40年の勤めを1年の結果で悲観しなくていいことに気づいてもらえたなら幸いです。これからも頑張ってください!
I think stories about job changing are rare in Japan so I found your column really interesting! I liked that after finding something that suited you more you didn’t limit yourself and changed where you worked so you could work more productively with confidence. I didn’t think about how knowing your strengths and weaknesses affected your employment after 就活 though, I only thought it would be important for the interview to sell yourself well to the interviewers! However if you don’t know your strengths and weaknesses well, after you start working there you might feel like the work isn’t suited for you! 勉強になりました!Thankyou for your column!